初夏から夏にかけて目を惹くのはエキナセア。
華やかな花弁の色や凛とした立ち姿は、たとえ1本でも存在感のある人気のハーブです。
その理由は、含有される多糖類が腸内細菌を活性化することで免疫力を上げることが周知されていることへの期待感からだと思います。
最近では、新型コロナウィルスの感染から身を守るために積極的にエキナセアのお茶を飲む人も増えています。
エキナセアの使用部位は、「根部、地上部」です。
最初に根部に効果があったこと、その後から地上部も同じように効果が見られたことから「全草」と表さずに「根部、地上部」と表しているのだとか。
また「葉部」のみ使用したエキナセア茶もあります。
緑茶と同じ製法で作ったものや、緑茶とブレンドした粉茶も市販されていますので、これならハーブが苦手な人でも飲めますね。
最近、マスク生活でお肌の荒れる人が増えています。
肌荒れが長引く友人が、あるクリームを使ったら肌荒れが治ると同時にキメが整ったというので、そのクリームを教えてもらいました。
調べたところエキナセアエキスを主成分に、カレンデュラや他のハーブを使ったクリームでした。
これはもう、試しに自分で作りたくなります。
エキナセアエキスは、自分で作れる範囲ではチンキかBG抽出でしょうか。
BG(1.3-ブチレングリコール)抽出は、外用限定(コスメ限定)のチンキです。
手作りされる方はすでにご存じでしょうが、植物性のBGもコスメショップで取り扱っています。
新型コロナ関連では、生薬の「板藍根」も注目を浴びています。
こちらは「根部」が使用部位です。
飴や粉末など加工品としても市販されていますが、エキナセアと一緒に板藍根を煎じて味噌汁やスープのダシにするのはいかがでしょうか。
免疫力を上げるキノコ類を加えて、美味しい感染予防をしましょう。