『秋の夜長とラフマ茶』

季節は、夏から秋へ。
夏は陽が極まった季節ですが、秋は陽から陰へ転化し、冬に向かいます。
いわゆる季節の変わり目は体調の乱れも多くみられます。
この季節に気を付けたい症状の一つに、季節性感情障害による不眠や不安があります。
主な原因は、日照時間が減ってくることだと言われています。
季節性感情障害という言葉のとおり、季節の変化に心と身体が対応できなくなり、不定愁訴が現れるのですが、人間が健康であるためには自然の流れに沿って暮らすことがどれだけ大切か分かる良い例であり、また自然の営みに自分自身を合わせることが難しい時に、罹りやすいことも分かります。

朝日を浴びることは、睡眠に関わるホルモン「メラトニン」と「セロトニン」のメカニズムに関わりますので、一日のリズム(サーカディアンリズム)を整えるためにも、朝の光を感じる習慣を身に付けると良いでしょう。
また、必須アミノ酸の「トリプトファン」は、セロトニンの材料です。
体内でトリプトファンが代謝されてセロトニンになり、更に代謝されメラトニンになるからです。
トリプトファンを多く含む食品は、豆腐・納豆・味噌・チーズ・牛乳・ヨーグルト・ごま・ピーナッツ・卵・バナナなど、一般的に入手しやすいものばかりです。
身体と心のバランスのためには、睡眠そして栄養ですね。

ホルモン分泌の調整には、自律神経のバランスが重要ですが、それにはハーブティーやアロマテラピーが効果的です。
いくつかある安眠のハーブにリンデンやジャーマンカモミール等がありますが、「羅布麻(ラフマ)茶」も試してみましょう。
最近ではメンタルケアのハーブとして知られ、ヤンロン茶の名称でも販売されています。
安眠効果だけでなく生活習慣病予防も期待でき、古くから民間薬として愛用されているお茶です。
羅布麻の「麻」は、茎に繊維質が多く布が織れるから名付けられたともいわれます。
ラフマ茶を飲んで、ラフマのシーツで寝ると、すっきりした朝が迎えられそうですね。
ほのかな甘味があり美味しくて飽きのこないお茶です。
心が落ち着くお茶なので、就寝前だけでなくランチやティータイムの気分転換の時もお薦めです。