ハーブティーだけじゃもったいない!
ハーブを見たり食べたり感じたりなど五感で楽しめる活用術をお伝え致します。
ハーブを食べる(ハーブ料理)
ハーブやスパイスは香りや風味をつける働きがあり肉や魚などの臭いを抑えたり食欲を高める香りをつけることができます。
また香りだけではなくカイエンペッパーで辛味をつける、ステビアやリコリスでローカロリーながら天然の甘さを足す、サフランや紅花のように料理に色を付けたりするものもあります。
このようにハーブの持つ特徴をハーブ料理に活かことで食事の味を1段引き上げることができます。
ハーブ料理として食材との組み合わせでよく使われるものとして、例えばオレガノやペッパーは牛肉、スターアニス(八角)やナツメグ(ニクズク)は豚肉、タイムやフェンネルは赤身魚、タラゴン、ディル、フェンネルは白身魚との相性が良いとされています。
ハーブのお風呂(ハーバルバス)
ハーブのもつ効能や華やかな香りを入浴の際に楽しむことでリラックスした気持ちで身体を休めてみましょう。
ハーブやスパイスを布袋やお茶パックに入れて浴槽に入れる方法と一度ハーブティーを作るように熱湯で抽出したものを浴槽に入れてお湯に混ぜる方法があります。
また入浴方法には全身浴、半身浴、部分浴があります。
ハーブバスに浸かるとあたたまることで毛穴が開き、また血行が良くなることでハーブやスパイスの成分が吸収されやすくなります。
お湯に溶け出したハーブ類の持つ精油成分の香りを吸い込むことで穏やかな気持ちになることでしょう。
ハーブで美しく(フェイシャルケア)
ハーブやスパイスの持つ揮発性の成分を熱湯で揮発させ蒸気とともに肌に当てることで直接肌に働きかけます。
蒸気を利用することで血行もよくなり香りが直接脳に働きかけて体の中から調子を整えます。
最後は冷水で洗い肌を引き締め普段行っているスキンケアを行ってください。
上記のフェイシャルスチームで抽出したものにフェイシャルマスクシートを含ませて顔にパックするという使い方もできます。
ハーブで室内に潤いを(芳香浴)
寒い冬は乾燥しがちで部屋の湿度も下がります。
お肌がカサカサになる前にボールなどにハーブを入れて熱湯を注ぐだけ、潤いをもたらすハーブ芳香浴はいかがでしょうか。
抗菌作用のあるハーブやスパイスを使えば室内の除菌につながるとともに部屋の空気を浄化する働きもあります。
特に小さなお子様や高齢の方にオススメです。
芳香浴が終わった後はハーブを取り除いくことでハーバルバスの入浴剤としても利用できます。
ハーブで手作り(ハーブクラフト)
ハーブやスパイスを使ったハーブクラフトは古くより世界各地で親しまれてきました。
皆様も耳にしたことがあると思われます「ポプリ」は乾燥させたハーブやスパイスを花や精油などと混ぜ合わせて熟成させたものです。
ポプリを布袋に入れて作る「サシェ」、枕の素材として使う「ハーブピロー」などで活用できます。
また柑橘類にクローブを刺して作るポマンダー、ラベンダーをリボンでスティック状にするラベンダーバンドルズ(ラベンダースティック)などはハーブクラフトの代表作であるとともに作ることの楽しさがあります。
ハーブを育てる(ハーブ園芸)
ハーブやスパイスを家庭などで育てることで更にハーブを楽しむことができます。
庭がなくても大丈夫です。
マンションなどのベランダやちょっとした空きスペースにプランターを使ってキッチンハーブなどを栽培することもできます。
また自治体などがやっている家庭菜園を借りることで自分が使ってみたい、育てたいハーブを存分に楽しむことができます。
初めてハーブやスパイスを育てる際には苗から行う事で失敗が少なくなります。
ハーブ園芸をしていくことで土はどれを選べば良いのか、肥料はどうしよう、水やりはどのタイミングでどのくらいあげればいいのか、害虫にはどうする、などハーブの成長を見ながら考える事がとても楽しいのです。
ハーブを飾る(ハーブアレンジメント)
ハーブのブーケやハーブを吊るすスワッグ、リース見立てて仕上げるハーブリース、ハーブを束ねるタッジーマッジーなどが一般的なハーブの飾り方ですが花や枝などとの組み合わせで無限大に飾りつけができるのもハーブアレンジメントの魅力の一つです。
ハーブ園芸で育てたハーブを使うことで想像力を働かせて作るのも楽しいですよ。